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映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』:マイケル・ベイ監督。アポロ計画の陰謀とシカゴ壊滅の危機を描く完結編

 

映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』:マイケル・ベイ監督。アポロ計画の陰謀とシカゴ壊滅の危機を描く完結編

映画 トランスフォーマー/ダークサイド・ムーンのポスター

2011年に公開された映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(原題: Transformers: Dark of the Moon)は、マイケル・ベイ監督による実写シリーズ初期三部作の完結編です。1969年のアポロ11号による月面着陸の裏側に、実はトランスフォーマーの宇宙船墜落という極秘事実が隠されていたという大胆な設定から物語が始まります。ヒロインが交代し、新たな謎と裏切り、そしてシカゴの街を舞台にした凄まじい規模の市街戦が展開されます。オートボットの先代リーダーであるセンチネル・プライムの登場により、物語は地球の存亡を懸けたかつてない規模の戦争へと発展していきます。

 

 

 

 

概要・原題

 

  • 原題: Transformers: Dark of the Moon
  • 公開年: 2011年
  • 上映時間: 154分
  • ジャンル: SF、アクション、アドベンチャー
  • 監督: マイケル・ベイ
  • 製作総指揮: スティーヴン・スピルバーグ
  • 脚本: アーレン・クルーガー
  • 製作: イアン・ブライス、ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、ドン・マーフィ、トム・デサント

 

あらすじ

 

1960年代、宇宙から月へ不時着した謎の物体を調査するため、アメリカはアポロ計画を前倒しして月面着陸を強行しました。そこにはサイバトロン星から逃れたオートボットの宇宙船アークと、先代リーダーのセンチネル・プライムが眠っていました。現代になり、就職活動に苦戦していたサムは、新しい恋人カーリーとともに静かに暮らそうとしていましたが、再びディセプティコンの陰謀に巻き込まれます。オプティマス・プライムたちは月に眠るセンチネルを救出し、地球へと連れ帰りますが、それはディセプティコンが仕掛けた巧妙な罠の始まりでした。センチネルは、滅びゆく故郷サイバトロン星を再建するためにディセプティコンと密約を交わしており、地球を奴隷化しようと牙を剥きます。シカゴの街を占拠したディセプティコン軍団に対し、オプティマス率いるオートボットとサム、そして米軍による決死の反撃が始まります。

 

キャスト

 

  • サム・ウィトウィッキー: シャイア・ラブーフ
  • カーリー・スペンサー: ロージー・ハンティントン・ホワイトリー
  • ウィリアム・レノックス中佐: ジョシュ・デュアメル
  • ロバート・エップス(元曹長): タイリース・ギブソン
  • シモンズ(元捜査官): ジョン・タートゥーロ
  • ディラン・グールド: パトリック・デンプシー
  • シャーロット・メアリング国家情報長官: フランシス・マクドーマンド
  • ブルース・ブラゾス: ジョン・マルコヴィッチ
  • オプティマス・プライム(声): ピーター・カレン
  • センチネル・プライム(声): レナード・ニモイ
  • メガトロン(声): ヒューゴ・ウィーヴィング

 

主題歌・楽曲

 

  • 主題歌: Linkin Park(リンキン・パーク)「Iridescent」
  • 音楽: スティーヴ・ジャブロンスキー
  • 特記事項: 三部作すべての主題歌を担当したリンキン・パーク。今回の「Iridescent」は、これまでの激しい曲調とは異なり、喪失と再生をテーマにした叙情的な楽曲で、激戦のあとの余韻を深く残します。

 

受賞歴

 

  • 第84回アカデミー賞において、録音賞、音響編集賞、視覚効果賞の3部門にノミネートされました。
  • シリーズで初めて興行収入が11億ドルを突破し、当時の世界興行収入歴代4位を記録する特大ヒットとなりました。

 

撮影秘話

 

  • 本作のハイライトであるシカゴの市街戦は、実際のシカゴの街を数週間にわたって封鎖して撮影されました。多くの爆発やスタントが実写で行われており、その臨場感は圧倒的です。
  • シリーズ初の3D制作が行われ、マイケル・ベイ監督はジェームズ・キャメロン監督からのアドバイスを受けて最新の3Dカメラを導入しました。
  • センチネル・プライムの声を演じたのは、スタートレックのMr.スポック役で知られるレナード・ニモイです。彼の重厚な声が、キャラクターの悲劇性をより高めています。
  • ウィングスーツを着た兵士たちがビルの間を滑空するシーンは、本物のプロのスカイダイバーたちが実際にシカゴのビル群を飛んで撮影した実写映像です。

 

感想

 

三部作の完結編にふさわしい、凄まじいボリュームの作品でした。特に後半1時間のシカゴ決戦は、映画史に残るアクションの連続で目が離せません。新ヒロインのカーリーを演じるロージー・ハンティントン・ホワイトリーは、前作のミカエラとはまた違う知的で勇敢な魅力がありました。また、何といっても先代リーダーであるセンチネル・プライムの変節が衝撃的です。かつての師との対決という構図が、オプティマスの苦悩を深く描き出していてドラマとしても見応えがありました。ジョン・マルコヴィッチやフランシス・マクドーマンドといった超大物俳優たちが、少しコミカルだったり厳格だったりする役どころで出演しているのも贅沢で楽しかったです。パパとママの相変わらずのやり取りも健在で、シリーズファンには嬉しい要素が満載でした。

 

レビュー

 

肯定的な意見

・アクション映画の極致。ビルが真っ二つに破壊されるシーンなどの視覚効果が完璧すぎる。

・月面着陸という史実を絡めた脚本が秀逸。陰謀論的なワクワク感がある。

・ショックウェーブやレーザービークなど、個性的なディセプティコンの新キャラクターがかっこいい。

否定的な意見

・上映時間が長く、特に中盤までの展開が少しゆっくりに感じられるかもしれない。

・前作までのヒロインがいきなり交代している点に、最初は戸惑うファンもいるかもしれない。

 

考察

 

センチネル・プライムという鏡

センチネル・プライムは、故郷サイバトロン星を救うという大義のために、教え子であるオプティマスを裏切り、地球人を奴隷にすることを選びました。これは「多数を救うために少数を犠牲にする」という極限の選択です。一方でオプティマスは、たとえ故郷を失うことになっても、目の前の生命の自由を尊ぶ道を選びます。センチネルはオプティマスがなり得たかもしれない「もう一人の姿」であり、二人の対決は、信念の激突を描いています。

 

陰謀論と歴史の再構築

アポロ計画という、人類が最も誇る歴史の一つをトランスフォーマーの物語に組み込んだ点は非常に巧妙です。現実の映像と映画の映像をシームレスに繋げることで、「もしかしたら本当にあったのではないか」と思わせる説得力を生んでいます。これにより、トランスフォーマーたちが単なる異星人ではなく、我々の歴史の影で常に存在していたという、シリーズを通じた世界観の深みが完成しました。

 

 

※以下、映画のラストに関する重大なネタバレが含まれます。
未視聴の方はご注意ください。

 

ラスト

 

シカゴの中心部に設置された「柱」によって、ついにサイバトロン星が地球のすぐそばに召喚され始めます。オプティマスはセンチネル・プライムと激しい一騎打ちを繰り広げますが、先代の圧倒的な実力の前に右腕を失い、窮地に追い込まれます。その時、恋人カーリーの言葉によって自尊心を傷つけられたメガトロンが、センチネルの背後から奇襲をかけ、彼を戦闘不能にします。しかし、オプティマスはメガトロンとの休戦提案を拒絶。「お前は私の友人だったが、平和のために死んでもらう」と告げ、片腕でメガトロンを倒しました。そして、倒れ伏す師センチネルに対しても、裏切りの代償として引導を渡します。柱が破壊されたことでサイバトロン星の召喚は失敗し、星は崩壊して消え去りました。故郷を完全に失ったオートボットたちでしたが、サムとカーリーの再会を見届け、地球を永住の地として共に歩んでいく決意を固めます。オプティマスの「何があろうと、我々は決して人間を見捨てない」という力強いナレーションとともに、三部作は壮大な結末を迎えました。

 

視聴方法

 

 

DVD&Blu-ray情報

 

『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』のブルーレイ版は、3D映像のクオリティが非常に高く、家庭でもシカゴ戦の迫力を体感できる仕様になっています。特典映像では、実際にシカゴのビルを飛び降りたスタントマンたちのドキュメンタリーや、最新の3Dカメラシステムの解説などが収録されており、映画製作の最前線を知ることができます。また、シリーズ三部作をまとめたトリロジーBOXも発売されており、第一作からのサムの成長を一気に追いかけるのにおすすめのセットとなっています。

 

 

 

 

まとめ

 

映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』は、まさにシリーズの集大成と呼ぶにふさわしい超弩級のエンターテインメントです。アポロ計画というロマン溢れる導入から、絶望的な裏切り、そして街一つを破壊し尽くす市街戦まで、映画に求めるすべての興奮がここにあります。サムという一人の青年が、社会に出て悩みながらも、最終的に愛する人と世界を守るために奔走する姿は、初期三部作の完璧なフィナーレを飾りました。オプティマス・プライムが見せたリーダーとしての厳しさと慈愛、そしてバンブルビーとの友情。それらが織りなす物語は、何度観ても胸を熱くさせます。シカゴの空に響く金属の轟音と、ヒーローたちの勇姿を、ぜひその胸に刻んでください。

 

映画のジャンル

 

SF、アクション

  • トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
  • オプティマス・プライム
  • センチネル・プライム
  • 月面着陸
  • アポロ11号
  • シカゴ決戦
  • マイケル・ベイ
  • シリーズ完結編