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心霊ボードゲームが引き起こす惨劇!ホラー映画『呪い襲い殺す』の恐怖の連鎖とウィジャの真実

 

心霊ボードゲームが引き起こす惨劇!ホラー映画『呪い襲い殺す』の恐怖の連鎖とウィジャの真実

映画 呪い襲い殺すのポスター

2014年に公開された『呪い襲い殺す』(原題:Ouija)は、世界的に有名な心霊ボードゲームウィジャボード」を題材にした超常現象ホラーです。物語は、主人公レーンの親友デビーが不可解な状況で突然亡くなるところから始まります。レーンはデビーの死を受け入れられず、仲間たちを誘ってデビーの家を訪れ、デビーが発見した古いウィジャボードを使って彼女の霊とコンタクトを試みます。しかし、彼らが呼び出してしまったのは、デビーの霊だけではありませんでした。彼らは、ボードを通して邪悪な霊の存在に気づき、次々と恐ろしい超常現象に襲われることになります。デビーが自らを撮った遺言のような映像から、彼女がウィジャボードを使って悲惨な死を迎えるまでの全貌が明らかになり、レーンたちは呪いの連鎖を断ち切るために、この家に隠された恐ろしい過去の秘密に立ち向かうことになります。製作には、『パラノーマル・アクティビティ』シリーズで知られるホラー界の巨匠ジェイソン・ブラムが名を連ねています。

 

 

 

 

概要・原題

 

  • 原題: Ouija
  • 公開年: 2014年
  • 上映時間: 89分
  • ジャンル: ホラー、超常現象、サスペンス
  • 監督: スタイルズ・ホワイト(Stiles White)
  • 脚本: ジュリエット・スノードン、スタイルズ・ホワイト(ウィジャボードを題材にしたオリジナル脚本)
  • 原作: 詳細情報なし(心霊ボードゲームウィジャボード」に基づくオリジナル作品)

 

あらすじ

 

高校生のレーンは、親友デビーが不可解な自殺を遂げたことに強い疑念を抱きます。デビーの死の直前、彼女は古いウィジャボードを見つけており、レーンはデビーが霊に憑りつかれていたのではないかと考えます。レーンは、恋人のトレヴァー、妹のサラ、そして友人のイザベルとピートを誘い、デビーが亡くなった場所でウィジャボードを使って降霊術を行います。彼らはデビーの霊と交信しようとしますが、その過程で「DZ」という名前の邪悪な霊を呼び出してしまいます。ボードのメッセージに従って捜査を進めるうち、彼らはデビーが死ぬ前に残したビデオ映像を発見し、デビーが体験した恐ろしい出来事の一部始終を知ることになります。呪いの連鎖が始まり、仲間たちが一人、また一人と霊に襲われ惨殺されていく中、レーンたちはウィジャボードの裏に隠された、過去の悲劇と、家に取り憑く邪悪な存在の正体を突き止め、呪いを終わらせるための方法を探さなければならなくなります。

 

キャスト

 

  • レーン・モリス: オリビア・クック(Olivia Cooke)(親友の死の真相を突き止めようとする主人公)
  • サラ・モリス: ビアンカ・サントス(Bianca Santos)(レーンの妹。姉と共に事件に巻き込まれる)
  • トレヴァー: ダレン・カガソフ(Daren Kagasoff)(レーンの恋人)
  • ピート: ダグラス・スミス(Douglas Smith)(レーンの友人。デビーの死に責任を感じている)
  • イザベル: アナ・コト(Ana Coto)(レーンの友人)
  • デビー: シェリー・ヘニッヒ(Shelley Hennig)(不可解な死を遂げたレーンの親友)
  • ドリス・ザンダー(DZ): 詳細情報なし(家に取り憑く邪悪な少女の霊)

 

主題歌・楽曲

 

  • 音楽: アンドリュー・フォーウェル(Andrew Fowell)、アントニオ・ピント(Antonio Pinto)(不気味な音響効果と、不安を煽るような弦楽器のスコアが、映画全体の恐怖感を高めています)
  • 特記事項: 音楽は、ジャンルホラーの定石に則り、ジャンプスケア(驚かせ)の瞬間に合わせて設計されており、静寂と大音量のコントラストで観客の緊張感を最大限に引き出しています。

 

受賞歴

 

  • その他: 本作はゴールデン・トレーラー賞のホラー部門でノミネートされるなど商業的な注目を集めましたが、批評家からは賛否両論でした。しかし、その成功により、続編『ウィジャ ビギニング 〜呪い襲い殺す〜』(Ouija: Origin of Evil)が制作されるきっかけとなり、続編は批評家からも高い評価を得ています。

 

撮影秘話

 

  • 映画の製作費は約500万ドルと比較的低予算でしたが、世界的な興行収入は1億ドルを超え、ジェイソン・ブラムが提唱する「ブラムハウス・プロダクションズ」の低予算ホラー成功例の一つとなりました。
  • 監督のスタイルズ・ホワイトは、観客が「見えないもの」を恐れる心理を利用するため、暗闇や影、そして鏡を多用した視覚的トリックを随所に盛り込みました。
  • ウィジャボードは、実際に存在するボードゲームであり、撮影中、キャストたちはこのボードゲームにまつわる都市伝説や実際の心霊現象について語り合い、現場の緊張感を高めていたと言われています。
  • 主人公レーンを演じたオリビア・クックは、この作品が彼女にとって初のホラー映画の主演であり、撮影現場での肉体的、精神的な負荷が高かったと語っています。

 

感想

 

『呪い襲い殺す』は、古典的な「呪いのアイテム」ホラーの王道を行く作品であり、特に若い世代には強く響く恐怖を提供しています。友情と死、そして好奇心から手を出すべきではなかった超常現象という設定は、観客をすぐに物語に引き込みます。特筆すべきは、デビーの死の真相を追う過程で、次々と明らかになる過去の悲劇的な歴史であり、単なるジャンプスケアだけでなく、物語の背景にある重苦しい呪いの連鎖が恐怖を深めます。ウィジャボードを使った降霊術のシーンは、誰もが経験しうる遊びの延長線上にある恐怖として、非常に効果的に描かれており、ホラー映画の入門としても楽しめる作品です。

 

レビュー

 

肯定的な意見

・「ウィジャボードという題材が現代の若者にもリアルな恐怖として伝わってくる。サスペンスと驚かせのバランスが良い。」

・「低予算ながら、視覚効果や特殊メイクがしっかりしており、邪悪な霊の描写が恐ろしい。」

・「物語のテンポが良く、主人公たちが呪いの謎を解き明かそうとする探偵的な要素も楽しめる。」

否定的な意見

・「古典的なホラー映画のクリシェ(お決まりのパターン)が多く、展開が予測しやすい。」

・「登場人物たちが危険な状況下で非合理的な行動を取ることが多く、感情移入しにくい部分がある。」

 

考察

 

ウィジャボードの危険性

ウィジャボードは、しばしば「霊との会話」をテーマにホラー映画に登場しますが、本作ではその「遊び半分」の行為が、いかに取り返しのつかない事態を引き起こすかを描いています。ボードが単なる道具ではなく、次元の扉を開くトリガーとして機能することで、若者たちの無邪気な好奇心が惨劇の引き金となるという、現代的な教訓的ホラーの側面を持っています。

 

家の過去と呪いの源泉

映画の後半で明らかになる、デビーの家に隠された過去の出来事(ドリス・ザンダーという少女の霊とその母親の存在)は、呪いの真の源泉を示しています。霊が「助けを求めている」という表向きのメッセージの裏には、生きている人間を死に誘い込むという悪意が隠されています。この二重構造が、主人公たちが真実を見抜く難しさを象徴しています。

 

「鏡」の恐怖

本作では、鏡が多用されています。鏡は、現実と霊界の境界、あるいは内面的な恐怖を映し出す装置としてホラーで頻繁に使われますが、本作においても、鏡を通して霊の姿が突如現れたり、鏡の中の自分自身が変貌したりする描写は、観客の不安を煽る視覚的な要素として非常に効果的です。

 

※以下、映画のクライマックス(結末)に関する重大なネタバレが含まれます。
結末まで視聴済みの方のみお読みください。

 

ラスト

 

レーンたちは、邪悪な霊ドリスを倒すために、彼女の亡骸を燃やすという方法を見つけます。しかし、彼らはドリスの背後に、彼女の母親である邪悪な霊が存在することを知り、最終的に母親の霊も倒すことに成功します。これにより、一見、呪いは解かれたかに見えます。しかし、物語の真の結末では、呪いがウィジャボードを通じてではなく、レーンの心に憑依という形で残っていたことが示唆されます。レーンは、デビーと交信するために再びボードに手を伸ばし、自らの意思で霊を呼び込みます。そして、彼女は「ハロー、フレンド」という霊が最初に発した言葉を口にし、デビーの霊を装った邪悪な存在に完全に憑りつかれた状態で幕を閉じます。呪いは断ち切られることなく、レーンを通じて次の犠牲者へと受け継がれていくという、救いのない結末です。

 

視聴方法

 

 

DVD&Blu-ray情報

 

 

まとめ

 

『呪い襲い殺す』は、ウィジャボードという身近な題材を、本格的な超常現象ホラーへと昇華させた作品です。ジェイソン・ブラムらしい低予算ながらも効果的な演出と、若手俳優たちの熱演が光ります。友人デビーの死の謎を追うサスペンス要素と、次々と起こる恐ろしい超常現象の連鎖は、観客を最後まで緊張させ続けます。結末のゾッとするようなどんでん返しを含め、ホラー映画が持つ「呪いは終わらない」というテーマを見事に表現しており、怖いものが好きな方には必見の一作です。

 

映画のジャンル

 

ホラー、超常現象、ウィジャボード、霊、ジェイソン・ブラム、ブラムハウス、オリビア・クック、呪い