映画『マチェーテ・キルズ』:大統領直々の依頼!世界を救うために狂人&悪の武器商人と戦う伝説の元連邦捜査官

映画『マチェーテ・キルズ』(原題:Machete Kills)は、ロバート・ロドリゲス監督が手掛けた、超絶バイオレンスとB級テイストが炸裂する、常識破りのアクションスリラーです。伝説の元メキシコ連邦捜査官マチェーテ(ダニー・トレホ)は、アメリカ合衆国大統領(カルロス・エステベス)から直接の依頼を受けます。そのミッションは、メキシコの狂気のテロリスト、マッドマンを倒すこと。しかし、マッドマンの心臓はミサイル発射装置と連動しており、彼の心臓が止まればワシントンDCが壊滅するという事態に陥ります。この危機を打開できる唯一の人物は、世界一の武器商人ヴォズ(メル・ギブソン)ですが、彼自身も地球を混乱に陥れようと宇宙からの攻撃を計画していました。マチェーテは、無数の刺客や美女たち、そして予測不能な敵と戦いながら、破天荒なミッションに挑みます。本作は、豪華なオールスターキャストが怪演を繰り広げる、理屈抜きで楽しめる過激なエンターテイメント作品です。
概要・原題
- 原題: Machete Kills
- 公開年: 2013年
- 上映時間: 約107分
- ジャンル: アクション、スリラー、クライム、B級映画
- 監督: ロバート・ロドリゲス(Robert Rodriguez)
- プロデューサー: ロバート・ロドリゲス
- 特記事項: 2010年の映画『マチェーテ』の続編であり、1990年代にロドリゲス監督が手掛けた偽予告編を基に長編化されたシリーズの第2作目です。その過激さと、出演者の豪華さが話題となりました。
あらすじ
マチェーテは、相棒のジェシカと共に麻薬カルテルのアジトを急襲しますが、作戦は失敗し、ジェシカを失います。悲しみに暮れるマチェーテは、突如としてアメリカ合衆国大統領にホワイトハウスへと呼び出され、狂気の男マッドマンの討伐を依頼されます。マッドマンは、マチェーテの命綱でもあるミサイル起爆装置付きの心臓を持っており、迂闊に殺すことができません。マチェーテは、マッドマンの背後に潜む、冷酷な武器商人ヴォズの存在を知ります。ヴォズは、地球を滅亡させ、選ばれた人間だけを宇宙で生き残らせるという狂気の計画を推進していました。マチェーテは、ヴォズを倒し、ミサイルのタイマーを解除し、地球を救うという、前代未聞のミッションに身を投じます。メキシコの無法地帯から、ヴォズの要塞、そして未来の宇宙へと舞台は展開し、マチェーテの行く手を阻む暗殺者たちとの激しい戦いが繰り広げられます。彼は、愛する者のために、そして世界の平和のために、持てる全ての刃物を駆使して戦い抜きます。
キャスト
- マチェーテ: ダニー・トレホ(Danny Trejo)
- シィ: ミシェル・ロドリゲス(Michelle Rodriguez)
- ヴォズ: メル・ギブソン(Mel Gibson)
- ルター大統領: カルロス・エステベス(Charlie Sheen)
- ラ・カメレオン: レディー・ガガ(Lady Gaga)他
- その他: ソフィア・ベルガラ、アンバー・ハード、アントニオ・バンデラス、ジェシカ・アルバ、デミアン・ビチル、アレクサ・ヴェガ、ヴァネッサ・ハジェンズ、キューバ・グッディング・Jr、ウィリアム・サドラー、マルコ・サロール
- 特記事項: ダニー・トレホが、寡黙で不死身のヒーロー、マチェーテを再び演じています。本作最大の特徴は、レディー・ガガ、メル・ギブソン、チャーリー・シーン(カルロス・エステベス名義)など、非常に豪華で個性的な俳優やアーティストが多数出演し、カメオ出演も含めて濃密なキャラクターを演じている点です。
主題歌・楽曲
- 特記事項: 監督であるロバート・ロドリゲス自身が音楽制作にも深く関わっており、ラテン系のリズミカルなギターサウンドや、荒々しいロック調の音楽が、映画の熱狂的なアクションシーンを盛り上げています。B級映画らしい、泥臭くも熱いサウンドトラックが特徴です。
受賞歴
- 特記事項: 本作は、アカデミー賞のような主要な映画賞の対象となる作品ではありませんが、その過激な内容とカルト的な人気から、ファンタスティック映画祭やアクション映画祭などで注目を集めています。
撮影秘話
- 即興的な演出: ロバート・ロドリゲス監督は、少ない予算と短い撮影期間の中で、脚本にない要素を現場で即座に取り入れるなど、即興的な演出を多用することで知られています。本作もその手法が活かされ、予測不能な展開や、キャストの自由な演技が随所に盛り込まれています。
- 特殊な銃器やガジェット: ヴォズが開発したレーザー銃や、ソフィア・ベルガラ演じるキャラクターの銃器ブラジャーなど、SF的でユーモラスな特殊武器の数々は、B級アクションの魅力を高めるための重要な要素として、細部にこだわってデザインされました。
感想
『マチェーテ・キルズ』は、映画の常識やタブーを打ち破ることを目的とした、ロバート・ロドリゲス監督の遊び心と悪趣味が詰まった作品です。ダニー・トレホ演じるマチェーテの無敵ぶりは健在で、どんな困難な状況もナイフ一本で切り開いていく姿は、観ていてスカッとします。豪華キャストの怪演も魅力的で、特にメル・ギブソン演じる悪役ヴォズの、冷酷さと狂気が入り混じった演技は秀逸です。ストーリーは荒唐無稽そのものですが、それを気にさせないほどの怒涛のアクションと、次から次へと現れるユニークなキャラクターたちに魅了されます。知的な深みよりも、純粋なエンターテイメントと過激なアクションを求める方には、間違いなく満足できる一本です。
レビュー
肯定的な意見
・「ダニー・トレホのカリスマ性と、ミシェル・ロドリゲスとのコンビネーションが抜群である。」
・「B級映画の枠を超えた、豪華なカメオ出演と、その使い方がユーモラスで面白い。」
・「監督のロバート・ロドリゲスの、映画に対する情熱と愛が感じられる作品である。」
否定的な意見
・「前作と比較して、物語がさらに荒唐無稽になりすぎており、ついていけない人もいる。」
・「過激なゴア描写や、下品なジョークが多い点が好みを分ける。」
考察
現代の英雄像のパロディ
マチェーテは、ハリウッド映画によく見られる、若くハンサムなヒーローとはかけ離れた、老齢で無愛想なメキシコ系男性です。この設定自体が、従来の英雄像に対するパロディとして機能しています。彼は、大統領という権威や、世界一の武器商人という資本主義の権化に対しても一切媚びることなく、ただ自分の信念と正義に従って行動します。これは、アメリカ社会におけるマイノリティのステレオタイプを逆手に取り、型破りなヒーロー像を確立しようとするロバート・ロドリゲスの意図が反映されていると解釈できます。
B級映画の復権とオマージュ
本作は、1970年代から80年代にかけて流行した、低予算で過激なアクション映画やSF映画への愛情に満ちています。特に、予告編から本編を制作するという手法や、宇宙への展開、続編の予告(マチェーテ・キルズ・アゲイン...イン・スペース!)といった要素は、単なる映画ではなく、**「映画という文化」**そのものを楽しむ姿勢を観客に要求しています。これは、ロバート・ロドリゲス監督が追求する、純粋な映画愛の現れであり、批評や理屈を超えたエンターテイメントの復権を目指していると考察できます。
※以下、映画の結末と物語の根幹に関する重大なネタバレが含まれる可能性があります。
未視聴の方はご注意ください。
ラスト
マチェーテは、世界を滅亡させようとするヴォズを追い詰め、ついに彼の宇宙基地に乗り込みます。最終決戦の末、マチェーテは得意の刃物でヴォズを倒し、世界を救うことに成功します。そして、ヴォズの計画を阻止したマチェーテは、宇宙船で地球に帰還...するかに見えましたが、映画のラストでは、次に待ち受ける壮大なミッション、**『マチェーテ・キルズ・アゲイン...イン・スペース!』**の予告編が挿入されます。この予告編では、マチェーテが宇宙服を着て宇宙での戦いに挑む姿が描かれ、この物語がさらに破天荒なSFアクションへと続くことを示唆して終わります。愛するジェシカの記憶と、宇宙規模の新たな悪との戦いが、マチェーテを待っていることが予感されます。
視聴方法
DVD&Blu-ray情報
まとめ
『マチェーテ・キルズ』は、ロバート・ロドリゲス監督の個性と、ダニー・トレホの魅力が爆発した、超弩級のバイオレンスアクションです。常識や規制にとらわれない自由奔放なストーリー展開と、豪華キャスト陣の怪演、そして何よりマチェーテの痛快なアクションが、観客を熱狂させます。理屈は抜きにして、純粋なエンターテイメントとして過激な映画を楽しみたい方、そしてB級映画のユーモアを理解できる方に、強くお勧めできる作品です。
映画のジャンル
アクション、スリラー、B級映画
- マチェーテ・キルズ
- ダニー・トレホ
- ロバート・ロドリゲス
- B級アクション
- オールスターキャスト

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