映画『イエスマン “YES”は人生のパスワード』あらすじ、感想、人生が変わる名言を徹底解説!

人生のあらゆることに「ノー」「嫌だ」「パス」と答え、生きることに極めて後ろ向きだった男カール・アレン。そんな彼が、「人生のルールは、全てのことに“YES”と答えること」という、とあるセミナーに参加したことから、彼の人生は一変します。破天荒な“YES”の連発が、思わぬ幸運と災難を次々と引き起こしていく、笑いと感動のコメディ映画『イエスマン “YES”は人生のパスワード』。この記事では、映画のあらすじから心温まる感想、そしてあなたの人生を変えるかもしれない名言まで、詳しくご紹介します。
概要・原題
- 原題: Yes Man
- 公開年: 2008
- ジャンル: コメディ、ヒューマン、ロマンス
- 監督: ペイトン・リード
- プロデューサー: リチャード・D・ザナック, デイビッド・ヘイマン
- あらすじ: 過去のトラウマから心を閉ざし、何事にも後ろ向きになってしまった銀行員のカール(ジム・キャリー)。彼の口癖は「ノー」でした。友人から愛想を尽かされ、孤独な生活を送っていた彼は、知人に誘われた自己啓発セミナーに参加します。そのセミナーの教えは「どんなことにもイエスと答えろ」。半信半疑でこのルールを受け入れたカールは、それまで避けていたあらゆる出来事に「イエス」と答えるようになります。それが、彼の人生に想像もしていなかった変化をもたらすのでした。
あらすじ
主人公カール・アレンは、離婚のショックから立ち直れず、友人からの誘いもすべて断るような後ろ向きな日々を送っていました。ある日、彼は友人に強引に連れられて参加したセミナーで、「すべてのことに“YES”と答える」という誓いを立てさせられます。初めは戸惑いながらも、そのルールを守り始めたカールは、これまでの自分には考えられなかった行動を次々と起こしていきます。怪しい勧誘、見知らぬ人からの誘い、思わぬチャンス…全てに「イエス」と答えた結果、韓国語を習ったり、ギターを習ったり、街中で出会ったアリソン(ゾーイ・デシャネル)というミステリアスな女性と恋に落ちたりと、彼の人生は急速に良い方向へと向かい始めます。しかし、何にでも「イエス」と答えることが本当に正しいのか?彼の人生は、やがて予期せぬトラブルに巻き込まれていきます。それでも、彼は“YES”の連鎖がもたらす奇跡を信じ、新たな人生を歩み続けるのでした。
キャスト
- カール・アレン:ジム・キャリー
- アリソン:ゾーイ・デシャネル
- ピーター:ブラッドリー・クーパー
- ニック:ジョン・マイケル・ヒギンス
- テレンス:テレンス・スタンプ
- ノーマン:リス・ダービー
- ルーニー:ダニー・マスターソン
- 詳細情報なし
主題歌・楽曲
- 音楽:マーク・マザーズボー
- 主題歌:映画の音楽は、監督のペイトン・リードと主演のゾーイ・デシャネルが所属するバンドEelsの楽曲が多数使用されています。Eelsの楽曲が、主人公の心の変化を繊細に表現しています。
受賞歴
- 詳細情報なし
撮影秘話
本作の撮影中、主演のジム・キャリーはほとんどのスタントを自分自身でこなしました。特に、ビルの屋上からバンジージャンプをするシーンは、スタントマンを使わずに彼自身が実際にジャンプしています。これは、脚本家が「もしカールの人生にバンジージャンプをする機会があったら、彼は“YES”と言うだろう」と考え、脚本に取り入れたアイデアでした。撮影のために、ジム・キャリーは何度もバンジージャンプを経験したそうです。また、この映画は、イギリスのコメディアン、ダニー・ウォレスの実体験に基づいた同名の著書が原作となっています。
感想
『イエスマン “YES”は人生のパスワード』は、観ているだけで前向きな気持ちになれる、心温まるコメディ映画です。ジム・キャリーの天性のコメディセンスと、ゾーイ・デシャネルの個性的な魅力が絶妙に融合し、観客を笑顔にしてくれます。この映画の素晴らしい点は、ただ笑えるだけでなく、「人生をどう生きるか」という普遍的なテーマを優しく問いかけていることです。本当に大切なのは、ただ盲目的に「イエス」と答えることではなく、自分自身が新たな可能性に心を開くことなのだと教えてくれます。
レビュー
肯定的な意見
・「ジム・キャリーが最高に面白い!何度観ても笑える。」
・「人生に迷っている時に観ると、背中を押してもらえるような気がした。」
・「ゾーイ・デシャネルが可愛くて、彼女の歌も素敵だった。」
否定的な意見
・「ストーリーが単純で、驚きがなかった。」
・「ジム・キャリーのいつもの芸風で、新鮮さがなかった。」
考察
「YES」の力とリスク
この映画が描く「イエス」の力は、人生を劇的に変える可能性を示唆しています。しかし、同時に、何でもかんでも「イエス」と答えることの危険性も描かれています。無計画な行動は、かえってトラブルを引き起こすこともあります。この映画は、盲目的な肯定ではなく、新たな機会に心を開くことの重要性を説いていると言えるでしょう。本当の人生のパスワードは、「YES」をうまく使いこなし、自分自身の心の声に耳を傾けることなのです。
アリソンという存在
主人公カールの人生を大きく変えるきっかけとなったアリソン。彼女は、従来のヒロイン像とは異なり、自由奔放で個性的なキャラクターです。彼女は、カールが「イエス」と答えることで出会い、彼の人生に彩りを与えます。彼女の存在は、人生には計画通りにいかない偶然の出会いや、予測不可能な出来事が満ちていることを象徴しており、人生の豊かさを表現する重要な役割を担っています。
※以下、映画のラストに関する重大なネタバレが含まれます。
未視聴の方はご注意ください。
ラスト
何にでも「イエス」と答えてきたカールは、人生が大きく好転したものの、そのルールに縛られすぎていることに気づきます。彼は、アリソンとの関係を壊してしまいそうになり、全てを「イエス」と答えるという呪縛から逃れようとします。彼は再び、セミナーの教祖であるテレンスに会います。そこでテレンスは、重要なメッセージをカールに伝えます。「“YES”は呪いではない。それは、君が人生に心を開くための手段なのだ」と。この言葉で、カールは本当の「イエス」の意味を理解します。最後のシーンで、彼はアリソンにプロポーズし、彼女も「イエス」と答えます。彼は「イエス」という言葉に縛られるのではなく、自らの意志で人生を肯定する選択をしたのです。
視聴方法
DVD&Blu-ray情報
まとめ
『イエスマン “YES”は人生のパスワード』は、笑いと感動を通して、人生に前向きになることの素晴らしさを教えてくれる映画です。ジム・キャリーのコミカルな演技と、心に響くストーリーが絶妙にマッチし、観る人すべてに勇気を与えてくれるでしょう。人生に少し疲れた時、新しい一歩を踏み出したい時に、ぜひ観てほしい一作です。現在、Amazonプライムビデオで配信中ですので、この機会にぜひチェックしてみてください。
映画のジャンル
コメディ、ロマンス、ヒューマン
- イエスマン
- ジム・キャリー
- 人生を変える
- コメディ映画
- ポジティブ
- Amazonプライムビデオ