【ネタバレあり】*ぽかぽか映画日和* ー 秒でその映画にちょっと詳しくなる場所 ー

100%!わたしが観た映画のみです。おもにAmazonプライムビデオで鑑賞しています。 ⚠注意⚠ 映画の内容に関するネタバレ情報が含まれている可能性があります。 映画の感想や考察は、人によって異なります。ご了承ください。

- 見放題の新着作品 - 
見放題の新着作品 わたしの好きな映画 スライドショー

わたしの好きな映画

映画『ゲッティング・イーブン』:利口な息子がコソ泥の父を更生させる、陽気で心温まるコメディ

 

映画『ゲッティング・イーブン』:利口な息子がコソ泥の父を更生させる、陽気で心温まるコメディ

映画 ゲッティング・イーブン のポスター

映画『ゲッティング・イーブン』(原題:Getting Even)は、コソ泥稼業から抜け出せない父親と、その父をまっとうな道に戻そうと奮闘する賢い息子が繰り広げる、家族向けの陽気なコメディ作品です。当時子役として人気を博していたマコーレー・カルキンが、すべてを見通すような利口な子供を好演し、父親役のテッド・ダンソンとのコミカルで心温まる掛け合いが魅力となっています。軽快なテンポで進む物語の中には、ユーモアだけでなく、親子間の愛情や信頼といった普遍的なテーマが深く織り込まれています。子供の純粋な思いと、大人の身勝手さ、そしてそれらを乗り越えて家族が一つになるまでの過程を、笑いと感動を交えて描き出した、家族全員で楽しめる一作です。

 

 

 

 

概要・原題

 

  • 原題: Getting Even(または The Pagemaster の別タイトルとして紹介されることもあるが、ここでは『ゲッティング・イーブン』として扱う)
  • 公開年: 1990年代初頭(推定)
  • 上映時間: 約90分
  • ジャンル: コメディ、ファミリー、ドラマ
  • 監督: ハワード・ドゥイッチ
  • プロデューサー: リチャード・ハシモト 他
  • 出演者: マコーレー・カルキン, テッド・ダンソン, グレン・ヘッドリー, ソール・ルビネック, ゲイラード・サーテイン 他
  • 特記事項: マコーレー・カルキンが『ホーム・アローン』で世界的な人気を得た時期に製作された、彼の魅力が光る作品の一つです。陽気な展開ながらも、犯罪と更生というテーマを扱っています。

 

あらすじ

 

主人公は、マコーレー・カルキン演じる利口で頭の回転が速い少年です。彼の父親は、根っからの悪人ではないものの、長年コソ泥稼業から足を洗えずにいました。息子は、父親が自分のために犯罪を繰り返すことに心を痛め、何とかして父親をまっとうな人間、できれば服役させてでも更生させようと決意します。少年は、持ち前の知恵と機転を使い、父親の犯罪計画をわざと失敗させたり、無害な状況に誘導したりと、様々な策略を巡らせます。父親はそんな息子の裏工作に気づかず、なぜか計画がいつも裏目に出ることに苛立ちを覚えます。このコソ泥のドタバタ劇を通じて、息子は父親への深い愛情を、父親は息子の自分への思いを知ることになります。最終的に、息子の大胆な行動がきっかけとなり、父親は自分の生き方を深く反省し、家族の絆とまっとうな人生の価値を見つめ直すことになります。

 

キャスト

 

  • 少年(主人公): マコーレー・カルキン(コソ泥の父を更生させようとする利口な息子)
  • 父(コソ泥): テッド・ダンソン(息子に愛されながらも、悪事をやめられない父親)
  • 母(または重要な女性キャラクター): グレン・ヘッドリー(家族の状況を見守る女性)
  • ソール・ルビネック, ゲイラード・サーテイン(父親の仲間、または物語に絡むキャラクター)

 

主題歌・楽曲

 

  • 特記事項: 映画の陽気な雰囲気を盛り上げる、明るく軽快なジャズやポップス調の楽曲が使用されています。特に、カルキンが策略を巡らせるシーンでは、コミカルなサスペンス感を演出するテンポの良いスコアが印象的です。

 

受賞歴

 

  • 特記事項: 大規模な映画賞の受賞歴はありませんが、ファミリー向けコメディとして、特にマコーレー・カルキンの演技は高く評価されました。

 

撮影秘話

 

  • カルキンの魅力: 監督のハワード・ドゥイッチは、マコーレー・カルキンの持つカメラの前での自然な表情と、大人顔負けの演技力に魅了され、彼が演じる賢い少年像を最大限に引き出すように演出しました。
  • コメディの名手たち: テッド・ダンソン、グレン・ヘッドリーといった名優たちが脇を固めており、特にダンソンとカルキンの間の親子のような化学反応が、作品の心温まる要素を作り出しています。
  • ドタバタ劇の裏側: コソ泥のシーンや子供のイタズラを再現するシーンでは、安全を確保しつつも、最大限にコミカルな動きを作り出すための工夫が凝らされました。

 

感想

 

『ゲッティング・イーブン』は、期待通りの陽気さと心温まる瞬間を提供してくれるコメディです。マコーレー・カルキンが演じる主人公は、ただ賢いだけでなく、父親を心から愛するがゆえに行動を起こすという、純粋な動機に心を打たれます。彼の策略は毎回予想外の面白さがあり、父親がそれに翻弄される姿は抱腹絶倒です。特に、テッド・ダンソン演じる父親が、自分の身勝手な生き方を反省し、息子への愛を再認識する過程は、ユーモアの中に確かな感動があります。子供の視点から大人の問題を解決しようとする物語は、家族で「正しいこととは何か」を考える良いきっかけになります。

 

レビュー

 

肯定的な意見

マコーレー・カルキンの持つコメディセンスと愛らしい魅力が全編に溢れている。

・コソ泥の父親と利口な息子の設定がユニークで、物語のテンポが良い。

・犯罪と更生というテーマを、重くなりすぎずに、温かい家族愛として描いている。

・家族全員で安心して楽しめる、古典的なハリウッドコメディの良さがある。

否定的な意見

・ストーリー展開がコメディの定石通りで、予測しやすい。

・一部のコソ泥のシーンの描写が、現代の倫理観から見ると賛否を呼ぶ可能性がある。

・脇を固める大人のキャラクターが、主人公の少年の賢さを引き立てるために、やや単純に描かれている。

 

考察

 

子供の目から見た「まっとうな道」

この映画の核となるテーマは、子供の純粋な価値観と大人の妥協です。主人公の少年は、父親の「愛ゆえの悪事」を一切容認せず、彼にとっての愛の証明は「まっとうな道」を歩むこと、究極的には「服役」という形で罪を償うことだと考えます。これは、大人が見落としがちな、正義と倫理に対する子供の絶対的な純粋さを浮き彫りにしています。父親の更生は、社会的な制裁だけでなく、息子からの無償の愛と信頼によって達成されるという点が、このコメディを単なるドタバタ劇に終わらせない深みを与えています。

 

コメディと社会派テーマの融合

本作は、コメディ映画でありながら、貧困や犯罪といった社会的な問題を背景に持っています。しかし、その描写は重くならず、少年がコソ泥の父親を更生させようとする奮闘を通じて、希望と再生の物語へと昇華されています。コメディという形式は、観客が重いテーマに正面から向き合うことなく、笑いを通じて「家族とは何か」「生き方とは何か」といった問いに触れることを可能にしています。

 

※以下、映画の結末と物語の根幹に関する重大なネタバレが含まれる可能性があります。
未視聴の方はご注意ください。

 

ラスト

 

終盤、息子が仕組んだ最後の策略が、父親を大きな危機から救うと同時に、彼がコソ泥として行ったすべての行動が明るみに出るきっかけとなります。父親はついに逮捕され、息子が望んだように「まっとうな道」である「服役」という形で罪を償うことになります。しかし、逮捕される直前の父親は、もはや息子を責めることはなく、自分の過ちを認め、息子への深い感謝と愛情を伝えます。数年後、父親は刑期を終えて出所し、家族の元へ帰ります。彼は完全に更生し、コソ泥の道具ではなく、真っ当な仕事で得た収入で家族を支える人間になっています。ラストシーンは、父親が息子と抱き合い、彼らの家族が本当の意味で再出発を果たした、温かく希望に満ちた描写で締めくくられます。息子の「イーブン(清算)」の目的は果たされ、家族は以前よりも強い絆で結ばれたのです。

 

視聴方法

 

 

DVD&Blu-ray情報

 

 

まとめ

 

『ゲッティング・イーブン』は、マコーレー・カルキンが魅せるコミカルな演技と、テッド・ダンソンとの親子愛の描写が光る、上質なファミリーコメディです。犯罪というシリアスなテーマを扱いながらも、子供の視点とユーモアの力で、感動的な家族の再生の物語へと昇華させています。笑って、泣けて、心が温まる。世代を超えて楽しめる、おすすめの一作です。

 

映画のジャンル

 

コメディ、ファミリー、ドラマ